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A5版・上製・328頁・本体3,400円
ISBN 978-4-7989-1409-10C3037
現代英国教育の特色を詳述した最新コンパクトな読む事典!
産業革命発祥の地である英国は我が国を含む多くの国の近代化に大きな影響を及ぼした。それは教育においても例外ではない。今日まで大国として国際社会を牽引してきた英国の教育実態を歴史、現状、制度、課題に分け包括的に俯瞰する本書は、日英教育学会の総力をあげて事典的にも必要な情報はすぐ検索できる工夫が施されている。例えば巻頭には欧字略語やグロッサリーの訳語が置かれ、巻末には年次別に教育法令一覧や詳細なブレア以後の教育年表と略語・人名・事項の欧文対応25頁に及ぶ索引を付すなど、本書は英国教育の研究を目指す若手研究者や訪英教育関係者等にとって示唆に富む類書のない必携書である。(帯文より)
谷川至孝会員による書評(教育行財政研究 第46号)東信堂サイト
英国の教育/詳細目次(*編集委員)
はじめに |
髙妻紳二郎* |
凡 例、略語一覧、Glossary |
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英国の基本情報 |
飯田明葉 |
序章 なぜ英国に着目するのか~英国の教育を知ることの意義と日本の教育の現状と問題~ |
上田 学 |
第1章 英国の社会的・文化的背景で知っておきたいこと~教育の背景にある英国社会と文化~ |
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第1節 政治的背景 |
大村和正 |
トピック 01 教育省と教育大臣 |
清田夏代* |
第2節 文化的背景 |
沖 清豪 |
トピック 02 ペアレントクラシー |
石黒万里子* |
第2章 英国教育の歴史~今日の教育はどのように形成されてきたか~ |
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第1節 高等教育の歴史・特色 |
中村勝美 |
第2節 初等・中等教育の歴史・特色 |
中島千惠 |
トピック 03 体罰 |
鈴木麻里子 |
第3節 女性と教育の歴史・特色 |
香川せつ子 |
第3章 英国の学校と教員~複雑な制度をひもとく~ |
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第1節 英国の学校のしくみ・制度 |
水森ゆりか |
トピック 04 文学教育 |
青木敬子 |
第2節 LA 管理の公営学校 |
吉原美那子 |
第3節 新しいタイプの公営学校 |
青木研作* |
トピック 05 ティーチング・スクール |
末松裕基 |
第4節 独立学校 |
宮島健次* |
トピック 06 音楽教育 |
小松原祥子 |
第5節 学校理事会 |
清田夏代* |
トピック 07 スクール・インスペクション |
髙妻紳二郎* |
第6節 教員養成 |
佐藤千津 |
トピック 08 教員採用・待遇 |
高野和子 |
第4章 英国の大学~大学のしくみと大学生~ |
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第 1 節 大学のしくみ・制度 |
山崎智子 |
トピック 09 大学の奨学金と学費 |
岩﨑真大 |
第2節 入試制度 |
山村 滋 |
トピック 10 国際バカロレア |
花井 渉 |
第3節 若年労働市場 |
白幡真紀 |
第5章 英国の子どもたち・大人たち |
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第1節 保育の姿 |
椨 瑞希子 |
第2節 就学前教育 |
石黒万里子* |
第3節 成人教育 |
矢口悦子 |
第4節 職業教育 |
佐野正彦 |
第6章 英国教育の様々な顔~先進的な取り組み紹介~ |
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第1節 SEN(特別な教育的ニーズ) |
真城知己 |
トピック 11 教育裁判 |
永田喜裕 |
第2節 シティズンシップ教育 |
北山夕華 |
トピック 12 テロと暴動 |
清田夏代* |
第3節 性教育 |
広瀬裕子 |
第4節 PSHE(人格・社会性・健康・経済教育) |
片山勝茂 |
トピック 13 いじめ |
片山勝茂 |
第7章 英国教育に学べること |
谷川至孝 |
おわりに |
髙妻紳二郎* |
執筆者紹介 |
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資 料 |
宮島健次* |
1 英国の首相一覧、2 著者関連法規、3 ブレア以降の教育年表 |
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索 引 |
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1 略語索引、2 人名索引、3 事項索引 |
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